会員M様からの投稿です。
(会員名とイニシャルは一致していません。)
春が近づくなか、寒さが残るある夜のお話しです。
今宵のテーマは、“はしご酒”。
場所は、飯も酒も旨そうな“粋”な空間「ほぼ新宿のれん街」を選びました。
お酒とトークで盛り上がり、お料理の写真が少ないフォトアルバムとなりましたが、
ご覧いただければ幸いです。
代々木駅に早めに着いてふと見上げると、
人混みの向こうにホーム階段を降りてくる〇〇さん・・・、
“早いね!”とお互い目線を重ねます。
東口から2分ほど歩いて、異空間の雰囲気漂うのれん街の一角へ。
最初のお店は「 い 泡包 シャンパンマニア」です。
先客さんでいっぱいでしたが、幸い席が空いていました。
木造民家の心地よい空間の中で、ビールのグラスを合わせて逢瀬を祝います。
先ずはプレゼントのやり取りです。
私は、資格試験合格のお祝いとホワイトデーのお返しとして、若いご夫妻が作るクラフトビールと、備長炭による直火焙煎珈琲豆をプレゼント。どちらも世田谷でしか手に入らない逸品です。
〇〇さんからは、いつもの“ねこちゃん置物”をいただき、かわいい仲間がこれで4人に増えました。
お料理は、お店一押しのトリュフオイルや岩塩など6種のソースで味わう餃子、
上品なお味の自家製燻製カマンベールや柔らかな砂肝コンフィなどなど・・。
どれも美味ですが、中でも旬のフキノトウの串揚げは、ほろ苦い薫りが口中に広がり絶品でした。
ねこちゃん遍歴のお話しや日常のよもやま話をする内に、
どんどん時間が進んで、締めはやはりシャンパンで。
お店自慢のモエ・アンペリアルのマイルドな泡立ちと上品な口当たりは最高でした。
大満足して外へ。
道標を見て、次のお店は「 へ 貝焼酒場 カイフォルニア」に決定です。
ここは浜焼き食堂そのものの佇まいで、大変な賑わいです。
飲み物は、透き通った小麦色が美しいジムビームのハイボール。
バーボンの甘い香りとソーダ水が良くマッチして、心地よい爽快感がググッときます。
お料理は、一番人気の「貝盛合せ」と大きな「ホッケの浜焼き」に舌鼓。
PCとスマホに溜めた写真・動画を一緒に見ながら、ねこ談義に花が咲きます。
棚の上からのぞき込む“ひょっこりはん”なお兄ちゃんねこ、
お腹を“ふみふみ”する愛らしい妹ちゃんねこ等々々々々、・・・・・・笑笑笑笑笑笑・・・・・・。
ねこちゃん好きの幸せを共有したひと時でした。
ハイボールのおかわりがどんどん進み、お互いの“歩み”に触れる話題へと・・・・。
時の刻みも忘れて語らいました。
“もう一軒行こうか”と外へ出ると、“お席ありますよ~”とのお声掛け。
声に誘われ、「炭火焼アジアン酒場 アローイ兄弟」の2階へ上がります。
ふたりとも出来上がっていましたが、〇〇さんは迷わず「常陸野ネストホワイトエール」を選択。
若いカップルの“もどかしい”じゃれ合いを横に見ながら、こちらも指を絡めます。
話しの中身はうろ覚えですが、真直ぐに眼を見て話す〇〇さんに何度もドキリ。
私も眼を逸らさずにお応えしました。
お喋りもお酒も尽きなかったけれど、そろそろお時間。
後ろ髪を引かれつつ、人も疎らになった深夜の街並みを、手を繋いでホームへ。
電車に乗った〇〇さんに、“ありがとう、また今度ね”の気持ちを込めて目線でご挨拶。
こんな感じで、お互いの“人となり”に少し触れ合った“はしご酒”は終了です。
とにかく楽しかった!
自然体で飾ることなく、自分の“道”を信じ、ねこちゃんをこよなく愛し、今を大切に生きる〇〇さん。
その全てを受け止めて行こうと思いました。
“惚れたよな”と心が呟くのを認めつつ帰途につきました。
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